手巻きのSEIKO
以前、母が使っていたものです。
使わないようなので頂いてしまっています。アンティークの域?
普段は超カジュアルなG-SHOCKの私ですが、
週末に結婚式出席の際、久々に身に着けました。^^
母の実家は時計店でした。
祖父母は他界し、お店はもうないのですが、
昭和の空気溢れるこじんまりとした商店街で
眼鏡や宝飾品も扱う小さなお店でした。
そういえば、斜向いには貸本屋さんがあったっけ。
子供の頃、夏休みに祖父母の家へ泊まりに行くと、
夜中も立派な時計がチクタク。
1人で1階のトイレへ降りて行くと、1階はお店なので
もっとたくさんの時計が夜中もチクタク…
最初は心臓がバクバクしたけれど、徐々に慣れました。
そんな夏休みの思い出をフィルムにするとしたら
時計の音がもれなく編集に入ることでしょう。
柱時計の振り子が滑らかに動くのをずーっと眺めていたり、
使い込んだ作業机でおじいちゃんが壊れた腕時計を分解して
夜な夜な修理する後ろ姿がまさに職人で格好良くて大好きでした。
消費社会になって長く物を大切にする習慣が薄れて行く中、
小学生だった私が使い捨てのピンクのデジタル腕時計を
していたのを見たおじいちゃんが悲しそうな顔をしたのが
今でも忘れられません。
でも、その腕時計が動かなくなった時に
どれどれと取り上げて中を開けて直してくれました。
(たぶん単純に電池交換してくれたのだと思います)
実家の居間ではそんな時計店時代からの壁時計を長く愛用しています。
時間に几帳面な方ではありませんが、
見やすい場所に壁時計がないと落ち着かないのは
そんな時計との関わりでしょうか。
一人暮らしをする前
実家の自室で使っていたのはBISLEYの黄色い掛け時計。
画像お借りしました。
気に入っていたのですが、今の家に持ってくると
BISLEYの黄色とクローゼットの黄色い扉が大ゲンカしたので
引き続き実家で使ってもらうことにしました。
さて、うちの時計どうしよう。
そこで思い出しました。
学生の頃、初めて行ったヨーロッパ。
利用した航空会社がswissairだったので降り立った地はスイス。
何駅だったか忘れてしまったのですが、駅で見た時計に一目惚れ。
読みやすいクッキリ・スッキリデザイン。
赤いポッチがかわいい秒針と5分刻みの太線の絶妙なバランス。
ちょっとPOPな要素がある物(と私は捉えています)に目がないのは
昔からずっと変わっていません。
最初に勤めた職場で、同期の子がこれの腕時計を着けていました。
わーー!スイスのやつ!私もいつか欲しいと思ったものでした。
商品化されていて、様々なプロダクトがあるので
知名度も高いと思います。
そんなわけで、前置きがだいぶ割高に。。。
10年使っています。
リノベーションで壁紙が真っ白になったので
文字盤が微妙に焼けたのがわかるようになりました。
長くお世話になっている証。
でも、この写真、特に黄色く写ってしまったもよう °o°;;
肉眼ではここまでの差は感じられません。
リノベーションでエアコンを移動したので時計も移動させました。
素敵な時計が世の中にはたくさんありますが
ハッキリとした文字盤、
クローゼットの鮮やかな黄色に負けることなく
POPな要素が黄色の扉に歩み寄っていて
この組み合わせが好きだなーと再確認。
居間、キッチン、ベッド、どこからでもちゃんと時刻が読めます。
赤ポッチのおかげで秒針の位置もしっかり見えるので
料理でタイマーを使うほどでもなく少しカウントしたい時に
キッチンから活用できます。
ちょっと慣れない人には秒針の音が気になるかもしれませんが
そんなところが個人的にはノスタルジックだったりします。
ちなみに、置時計は2つあります。
ソーラー充電付の頼もしいやつ。
以前は浴室内に置いていたのですが、
リノベーションで付けたガスリモコンに時計があるので移動しました。
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